つんく♂、子どもへの刺激で目指す未来「文化を絶やすことはマイナス」
世界中の便利なものを受け入れてかっこいいものを認めて、どんどん子どもに刺激を与えていかないと。そうやって、無関心な子どもが育たないようにしていきたい。そして、僕が培ってきたノウハウを教えたい。もしくは、次の世代の子らと一緒に世界にチャレンジしたい! そんな気持ちかもしれません。
――小学館のサイト「HugKum(はぐくむ)」のインタビュー(2017年12月13日掲載 つんく♂さんが語る「アイドル育成より、子育てが難しい」)で、「子ども目線の音楽作りだけはしない」とおっしゃっていましたが、音楽以外においても常に心掛けていることなんですか?
我が子を見ても、これまで育ててきたアーティストたちを見ても、「大人が思う子どもらしさ」で納得してくれる子はほぼいない気がします。ファッションにしても、映画、テレビ、ゲーム、音楽、何をとっても子どもは思った以上に大人です。僕自身も学校で学ぶ音楽や芸術に興味を抱くことはなかった気がします。ラジオや雑誌から新しい刺激をもらい、覚え、成長していった。
なので、音楽でも絵本でもゲームでも「大人や子ども関係なく楽しめるものでありたい」と思ってます。ディズニー映画やジブリも、50歳超えの僕が今でも楽しめますしね。