くらし情報『SC14 - 日本人初、東工大の松岡教授が「Sidney Fernbach賞」を受賞』

2014年12月1日 11:30

SC14 - 日本人初、東工大の松岡教授が「Sidney Fernbach賞」を受賞

その後、1996年に東京工業大学に移ったが、予算もわずかで、他から流用した6台のSunワークステーションでグリッドとクラスタのテストベッドを作ったという。

そして、学生たちと一緒に、自分たちで試行錯誤しながらクラスタシステムを作り、1999年から2001年に掛けて「Presto II」と「Presto III」を作って、初めてTop500にランクインした。

なお、これらの写真で前に座っている二人は、IEEEの授賞委員会のSidney Fernbach賞選考担当のローレンスバークレイ国立研究所副所長のHorst Simon氏と、招待講演セッション議長のヒューストン大のBarbara Chapman教授である。

このTop500ランクインをばねに、2002年から2003年にかけて~2TFlopsのシステムを作り、さらにその上のTop500での47位を達成した。当時の、東京工業大学の計算センターのメインのマシンは400GFlops程度で、松岡先生のグループが作ったマシンの方が大幅に性能が高かった。この成功で計算センターの所属になり、これまでの研究マシンの開発から、大学センターの実用機を作る立場になったという。

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