くらし情報『折れない心の作り方を考える - 『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』』

2014年12月26日 07:00

折れない心の作り方を考える - 『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか?』

1つ目が「回復力」で、これは逆境や困難に直面してもすぐに立ち直り元の状態に戻れる力のことを指す。2つ目は「緩衝力」で、外的な圧力に対する耐性、いわゆる打たれ強さのことを指している。3つ目が「適応力」で、予期せぬ変化を受け入れて合理的に適応する力のことを指す。このような力をどのような訓練で育めばよいのかを、本書ではいくつかの事例を交えて提案している。

○振り返りの時間を持つ重要性

レジリエンスを鍛えるためには、3つの習慣を身につけることが必要だと本書は提言している。3つの習慣とは、(1)ネガティブ連鎖をその日のうちに断ち切る習慣、(2)ストレス体験のたびにレジリエンス・マッスルを鍛える習慣、(3)ときおり立ち止まり、振り返りの時間をもつ習慣だ。

これら3つの習慣はどれも大切だが、個人的には(3)の振り返りの時間をもつ習慣が1番印象に残った。現代はビジネスの変化が早い時代なので、のんびり振り返っている時間なんてまったくないと考える人は多いかもしれない。
しかし、変化が早いからと言ってじっくり考える時間を持たずに、ただ現実に追いつこうと焦るだけではいい意思決定はできないし、レジリエンスも育てられない。

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