ケンコバ、漫画から学ぶ人生の美学 芸人と漫画家の共通点も語る
「ここで終わりたいけれども、人気がすごいんで続けさせてください」って、正直あったとは思うんですよね。これからは、そうなっていくんじゃないですか。『鬼滅の刃』で、いい例ができたというか。
――漫画ファンとしては、作者が尊重されるのがうれしい?
うれしいですね。いろいろ大変やとは思うんですよ。アニメ化とかも今はあるんで。
●漫画家のギャップや仕事現場に驚き
――5月にリリースされた『漫道コバヤシ』のDVDでは、『キャプテン翼』の高橋陽一先生、『キン肉マン』のゆでたまご先生(嶋田隆司先生/中井義則先生)、『ドラゴンクエスト ダイの大冒険』の三条陸先生、『約束のネバーランド』の出水ぽすか先生、『こち亀』の秋本治先生の仕事場を訪れました。それぞれ印象的だったことや驚いたことを教えてください。
まず高橋先生は、天然というか、ご本人の記憶が薄いというか(笑)。まあ、走り続けている先生なので、当然なんですけど、こっちが用意した質問のほとんどを「そんなの描いたっけ?」みたいな感じでしたから(笑)。話していてすごい面白かったですね。僕が「もしかしたらこういうことやったんじゃないですか?」って予測で言うたら、「じゃあそういうことにします」