ケンコバ、漫画から学ぶ人生の美学 芸人と漫画家の共通点も語る
――コロナの騒動が落ち着いても、今後エンタメ業界は様々な対応や変化を求められると思います。お笑いにはお客さんがいることが重要だと思うのですが、ケンコバさんはどうなっていくべきだと考えていますか?
いろんな見方があると思うんですけど、優先すべきは、声を出していいスタイルにしてあげたいなと思うんですよ。マスクを着けて静かに見なあかんというのは、(お笑いに)一番似合わないので。それやったら、ネット(配信)主体でもいいかなと思うんですよね。リアクションを大きく取ってもらえるのが一番。結局お笑いって、一番大事なのって気晴らしになることやと思うので。
だから、おとなしく見るよりは、手を叩いて笑えるような状況やったら、ネットでもいいんじゃないかなと僕は思います。こっちはやりにくいですけどね、リアクションがないので。
なんか、すべってる感じはすると思うんですけど。意外と僕も、自分の気持ち良さより、お客さん優先ということを考える男なので。
■ケンドーコバヤシ
1972年7月4日生まれ。大阪府出身。NSC大阪校11期生。お笑いコンビ・松口VS小林、モストデンジャラスコンビを経てピン芸人へ転身。漫画、プロレスなどへの深い造詣を活かした独自のネタでブレイク後、東京へ進出して全国区に。