2015年1月23日 07:00
猫が布団でおしっこをしてしまう場合の対処法を獣医師が解説
室内飼いの猫の場合、自分に向けられる関心が減った、叱られた、家族の中で好いていた人がいなくなった、生活習慣が変わった、過密飼育、他の猫の存在(新しく飼われた猫、仲の悪い同居猫、野外をうろつく野良猫)などで不安が募ると臭いつけのためスプレー行動をします。
○去勢手術を行っているかどうかもポイント
去勢手術をしていない雄猫の場合、手術を受けることが最も効果的な対策です。多くの雄猫は去勢手術をすると数日でスプレー行動をやめますが、中には数カ月にわたって徐々に回数が減っていく猫もいます。
既に去勢手術を行っている猫の場合、上記のような不安となる原因を探ります。不安要因の排除が尿スプレーを止めるための最も大切なポイントです。しかしながら、実際に不安を与えている要因を特定することは簡単ではありません。猫と猫、または猫と人の関係、家全体、家の周囲の環境を1つずつチェックしていきます。
○尿スプレーの対策
外猫に対抗して尿スプレーをしている場合は、窓際に家具を置いて外を見られなくすると良いでしょう。
特定の場所だけで尿スプレーをするのであれば、その部屋に入れないようにするだけで問題が解決することもあります。