2015年1月28日 13:03
人型ロボットをウェアラブルに続く"次世代のデバイス"に - 「DMM.make ROBOTS」が目指すロボットの未来とは
脈絡はない。2014年末にスタートアップ支援施設"DMM.com AKIBA"を東京・秋葉原の富士ソフトのビル内に設立した際、富士ソフトさんがロボットを開発していることを知り、面白いと思ってロボット事業を実施することにした」と今回の新規事業参入の経緯を説明した。
また、同社ロボット事業部長の岡本康広氏は「日本はロボット大国と言われながら、新しいものが世に出てはすぐに消えてしまい、なかなかその後の発展に結びつかない」と日本のロボット産業の問題点を指摘。その課題として、「日本のロボット産業は、今までそれを事業化していくビジネス視点がなかった。昔はものをつくれば売れる時代だったが、そういう意味ではロボットは製品訴求力が弱く、顧客目線が不足している。さらに、日本は独自に技術開発しておのおのは優れたものを作っているのに、技術連携がなく、国際競争力が低下してしまっている」と述べ、日本のロボット産業の課題を、(1)事業化意識の欠如、(2)産業技術のガラパゴス化の2点と認識し、これらをクリアにしていくためのプラットフォーム作りに今回DMM.comが名乗りを上げたことを表明した。今回の新事業に初期アプライアンスメンバーとして参画するのは、富士ソフト、ユカイ工業、プレンプロジェクト、ロボットゆうえんちの4社。