くらし情報『キャリアななめ斬り! (43) 日本企業、言わなくてもわかってくれている?』

2015年1月29日 11:30

キャリアななめ斬り! (43) 日本企業、言わなくてもわかってくれている?

キャリアななめ斬り! (43) 日本企業、言わなくてもわかってくれている?
社会人になって21年目に入った。その半分以上を外資系の企業や団体で働いている。

たまに日本企業にお勤めの方から、「日本企業と外資系との違いは何ですか?」と、とてもバッサリとした切り口の質問を受けることがある。「日本企業といってもいろいろあるのと同じで、外資系にもいろいろあるので…違いを一言でなんか言えない」というのが本音だ。

だが、それをそのまま言ってしまっては、会話がそこで終わってしまう。だから、「そうはいってもですね…」と、以下の話をする。

○日本企業と外資系とのもっとも大きな違い

日本企業の中にいると社内での議論や仕事仲間同士の会話で「誰が」「何で」といった「前提」を強く意識することが少ない。これは日本語独特の文法も関係してくるのかもしれない。


例えば、「ランチ行かない?」と職場で誰かが私に言ったとする。この会話には「誰が」といった主語や、「何で」といった理由は含まれていない。だが、余程、私が「勘違い」な人間でない限り、「ランチに行く」のは、声をかけた人と、声をかけられた私である。他のメンバーが加わるのかもしれないが、そのメンバーが誰かは、「ふわっ」としている。曖昧であってもあまり問題にはならない。

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