配偶者からのDV、男性も18.3%が経験……「新・理想の夫婦像」とは
理想的な夫婦のあり方というのは、どちらかが家事育児に専念することでも、共働きをすることでもありません。夫婦という人間関係、そして共同体を維持していく中で、お互いの投資を等価にすることにあります。例えば、あなたが料理をつくるとします。食事の後、食器洗いもあなたがする。これでは、「食器くらい洗うの手伝ってよ! 」と不満を持ちませんか。
人は、自分が行ったことに比べて相手が何もしてくれないと不公平に感じます。そして、それが不満へとつながるのです。逆に、自分は何もしていないのに、相手が色々してくれる場合も、それが重荷となって不公平に感じ、不満へとつながります。
つまり、夫婦という共同体に対する投資が等価でない男女は、うまくいかないのです。では、どうすればいいのか。
例えば、結婚する時点で夫婦の役割分担を決めておくというのも1つです。そして日々の生活の中では、相手がしてくれて当然とは思わず、「今日は僕 / 私がやるよ」とお互いに仕事を分担しあうのもよういでしょう。
つまり、一言でいえば、相手を思いやるという気持ちが大事なわけです。なんだ、そんなことかと思われるかもしれません。ですが、結婚生活が長くなるにつれて、洗濯や料理は妻がしてくれるものと、相手がしてくれることが当然のようになってくることがあります。