2015年2月17日 11:38
「最初は"日本式"を窮屈に思っていたけど、今は逆に安心」 - ベトナムでコーヒービジネスを立ち上げた台湾人の働き方
世界第2位のコーヒー輸出国、ベトナム。しかし、そのコーヒーの9割が、苦味が強めで、風味の比較的薄いロブスタ種だということは、あまり知られていません。数年前からベトナムで「アラビカ種」コーヒーの生産・販売を行う「KOK COFFEE」オーナーの楊夫妻は、コーヒーを育てる少数民族支援のため「フェアトレード」に則って適正価格で買い付けるなど、ベトナムではまだまだ珍しい試みに挑戦中。今回はセールス部門を一手に引き受ける、奥様の楊千慧さんに話を伺いました。
■これまでのキャリアの経緯は?
台湾の大学で英語を専攻した後、アメリカへ留学し、マスコミュニケーションについて学びました。1年間アメリカのフィルムプロダクションなどでインターンを経験した後、台湾に戻り、日系IT企業や現地ファブリックメーカーなどで数年ずつキャリアを積みました。
しかし次第に外国での生活が恋しくなり、友人を通じてインドのニューデリーでの仕事を紹介され、簡単な面接をすることに。実は、その面接官が現在の夫なんです! でも、私がインドに行くとすぐに彼はハノイに異動してしまったんですけどね。
ニューデリーでは地下鉄建設プロジェクトに携わりました。