高速なDDRメモリ搭載システムの設計/開発を強力にサポート - 不良解析作業の効率化を実現するDDRデバック・ツールキット
図3は、2種類のジッタの様子を示していますが、左側は隣接レーンにデータが流れてクロストークが発生している状態、右側は隣接レーンのデータを止めてクロストークの発生を抑えた状態をしめしています。クロストークによってRj、Dj共に増加しています。
○DDR専用パラメータ解析
DDRデバッグ・ツールキットでは、もちろんJEDEC規格に準拠したパラメータ計測が行えます。パラメータは任意のものを選択でき、同時に12個まで同時に表示することができます。DDRデバッグ・ツールキットでは、非常に多くのデータを基に統計情報が表示されるので、規格に対するマージンが確認できます。もちろんReadとWriteをそれぞれ別個に計測することができます。図3では、ジッタのパラメータの下にDDR専用のパラメータが表示され、クロストークの有無でこれらのパラメータがどう変化するかを確認することができます。
○解析ビットの選択
DDRのDQ、DQS信号がバースト状の信号なのでバーストの始まりにはプリアンブルがあり、それ以降の信号と振る舞いが異なります。
DDRデバッグツールにおいては、アイパターンの描画を行う対象のビットを特定することができます。