『ミッドナイトスワン』内田監督、足立区議のLGBT差別発言「許しがたい」
若い人がすごく反応してくれてとてもうれしいです。『トランスジェンダーはテレビで見るニューハーフくらいだと思っていたけど全然違う』と、若い人がそう感じてくれただけで本当にこの映画をやってよかったなと思います。そして、その若い人は草なぎ剛という俳優がいたからこそ。入り口になっているというのは間違いない」と語った。
また、足立区議の白石正輝氏が「L(レズビアン)だってG(ゲイ)だって法律で守られているという話になれば足立区は滅んでしまう」などと区議会で発言したことについて見解を求められると、「許しがたい発言だと思います」と非難。「仮にも政治家と名乗る人間があのような発言をするというのは、ひとりの映画監督としても抗議したいですし、本当に言葉にならないくらい許しがたい発言だと思っています」と怒りをにじませた。
続けて、「無知なんですね。何も知らない。
保守的な昔からのイメージで話をしていらっしゃる」と指摘し、「この映画はLGBT含めさまざまな問題に無知なことが多い日本において第一歩。ああいう政治家がいきなりいなくなることはないので、一歩一歩、若い人たちからそういった問題をちょっとでも、考えるだけでいいです。