キャリアななめ斬り! (49) 就活でアピールするべき「個性」とは
だけでは通用しないこともわかる。「正しい」と「通用する」とは必ずしも「イコール」ではない。
自分自身を偽らない範囲で、そこそこの工夫はしてみた方がいい。どんな工夫が考えられるのか?
大きく自分の「個性」を2つに分けてみる。
「とがった自分」
「とがっていない自分」
「とがった自分」とは、10人あるいは50人に1人の自分。少し変わった自分の個性。「とがらない自分」というのは、他人にもよくある「個性」のこと。「プラモデル作りが得意」というのは普通、前者。
「まじめ」というのは普通、後者となる。
そして、自分が面接を受ける際に、その面接がだいたい「何倍」の倍率なのか想像してみる。1万人に1人を採用する面接なのか? 100人に1人を採用するのか? それとも5人のうち1人を採用する面接なのか? 正確な数字は誰にもわからない。ただ、この倍率の違いによって戦い方は変わってくるはずだ。
「とがった自分」「とがっていない自分」の、どちらを強調するかイメージしてみる。10人のうち1人を採用する面接の場は、「とがり」はほどほどでいい。「とがっていない自分」の個性をいくつか掛け算する。他の4人と比較されて「落とされない」