宇垣美里、話題の『羅小黒戦記』出演は「冥土の土産」アニメ好きが唸った魅力とは?
内容としても、普遍的だと思うんです。人間が生きていく上で起こり得てしまうもので、常に見続けなければいけないものだと。
――宇垣さんの過去の「私には私の地獄がある」という発言が話題となっていましたが、この作品にもいろいろな事情を背負うキャラクターが出てきて、少し通じる部分など感じるところはありますか…?
この作品には一見して幸せそうだけど内に抱えるものがある、というキャラクターが出てくるわけではないですが、もし共通点があるとしたら「それぞれにそれぞれの事情がある」ということかもしれません。悪だけの人は1人もいなくて、だからこそ狭い世界で生きていくのはすごく大変なことだと思います。
思い入れのある土地を自分のものにしたいとか、そういうわけにはいかないとか……ずっと続いていくことだから、覚えておかなければいけないと思います。日本だって、きっともっとたくさん森や自然があっただろうに、人が住むことによって失われたものもあるだろうし、その「八百万の神」といった宗教観が、『羅小黒戦記』にもあると思うので、より身近に感じられる作品になっているのではないでしょうか。――キャラクターの話も出てきましたが、宇垣さんのお気に入りのキャラはいますか?
難しい! みんな好きなんです。