元AKB48前田亜美、“やり遂げる力”の源と支え「私は母子家庭で育ちました」
みたいな(笑)。反抗したと思ったら甘えるし、お母さんもすごく振り回されたんじゃないかなと思います(笑)。
――ステージ上での笑顔の裏には、そんなドラマがあったんですね。アイドル時代に、つらいと感じることは他にありましたか?
「つらい」というほどではないんですけど、普通の生活ができなかったことですかね。青春がないというか、中学校も運動会に1度も出られなかったので。学校に行くと、みんな運動会の練習してたりするんですよ。でも、私は何の種目をするのかも分からないまま見学をして、迷惑をかけることばかりで。そういう意味でつらいというか、普通の生活ができませんでしたね。
でも、友達がノートを全部とってくれていたりとか、周りの支えもたくさん感じられたのかなと思います。授業参観では知らない人が見に来たりするんですよ。「あの子、AKBだよ」とか聞こえてきて、学校以外でもどんなところに行っても、まわりからはAKBや推しメンの話題。どこで誰が見ているか分からない状態で生きていたので、ずっと緊張状態でした。それはそれでつらいなと思うこともあったんですけど、母からは「自分で選んだ道でしょ!」と言われて(笑)。あとは、妹も「あの子、AKBの前田亜美の妹だよ」