元AKB48前田亜美、“やり遂げる力”の源と支え「私は母子家庭で育ちました」
それが自然と身についていたので良かったのかなと思います。
○■多忙なAKB48時代の記憶
――AKB48で多忙な時期は、どのような生活だったんですか?
中学2年から3年にかけてが一番忙しくて、学校行事もなかなか出ることができませんでした。早退して仕事に行って、帰って来たらまた朝から学校に行って……みたいな生活。次の日まで覚えなければいけない振り付けDVDをもらって、学校行って早退して、本番やって、レッスン、撮影……そんな毎日です。
母も仕事をしていたので、今思うと私を支えるのも本当に大変だっただろうなと思います。それでも、「やりたい」と言ったことを応援して、励ましてくれました。当時は余裕がなくて、「私だってがんばってるのに。自分で稼いでなんとかしようとしてるのに」みたいに不満を抱いてしまうこともありましたが、今思うと、送り迎えだったり、周りの支えがないと成立しなかった。
でも、その時は全然気づけなかったんですよね。
落ち着いてから感じるようになったし、当時から言われてはいたんですけど、反抗期もあって聞き入れられなくて(笑)。せっかくお母さんがご飯作ってくれているのに、それを食べずに寝てしまったり。