2015年3月23日 13:14
WinHEC 2015まとめ、Windows 10今夏リリースへ - 阿久津良和のWindows Weekly Report
たとえば、Windows 8.1のスタンダードな環境のシステムフォルダーは約8.5GB。とてもコンパクトとはいい難い。加えて「One Windows」のかけ声と、タブレット上での利用を踏まえ、Microsoftはシステムファイルの圧縮ロジックを加えることを明らかにした。
開発チームは「システムフォルダーの圧縮」と「リカバリーイメージの廃止」という2つのアプローチにより、最大で45%の削減を達成。32ビット版で1.5GB、64ビット版で2.6GBの削減に成功したと説明している。
ファイルシステムの圧縮や特定フォルダーの圧縮といったアプローチは、以前から用いられてきたポピュラーな手法だが、パフォーマンスの低下というデメリットが存在するため、活用しているユーザーは多くない。そのため本機能もすべての環境に適用せず、Windows 10へアップグレードする際にユーザーが選択する方式をとるようだ(プリインストールPCの場合はベンダーが機能の有無を選択)。
リカバリーイメージの廃止は、システムリフレッシュを前提としたWindows 8.xと真逆の手法に見えるだろう。
もちろん単純に廃止するのではなく、ランタイムシステムファイルを用いてWindows 10のファイル群をリセットするという方法を用意した。