くらし情報『若すぎても高齢でもリスク大! 妊娠する体の条件』

若すぎても高齢でもリスク大! 妊娠する体の条件

もちろん、パートナーに精子があり、その精子が健全で、卵管までちゃんとたどり着けるかどうか、という条件も必要です。

○年齢のほか、体重もリスクの原因に!?

上記の条件すべてをクリアすれば、妊娠は成立します。しかし、女性の年齢や体重など体の状態によっては、妊娠しにくくなる場合があります。医学的には35歳以上の初産の場合を「高齢出産」と定義しており、女性が自然に妊娠しやすい年齢は20歳から34歳くらいまでと言われています。

体重に関しては、日本肥満学会の判定基準では、体格指数(BMI)が「18.5未満」をやせ、「18.5以上25.0未満」を標準、「25.0以上」を肥満としています。そうした場合、体重が多すぎると排卵障害の原因に、少なすぎると卵巣機能の低下につながり、妊娠の可能性が低くなるとされています。やはり標準体重の範囲内が妊娠しやすいと言えるでしょう。BMIは、体重を身長の二乗で割ることで出せますので、まずは自分の値を確認してみてくださいね。
また妊娠が成立した場合でも、年齢や体重によっては、リスクが高くなる場合があります。妊娠するには、若ければ若いほど良いと思うかもしれませんが、15歳以下の少女が妊娠した場合は、妊娠高血圧症候群や早産、貧血の可能性が高くなり、胎児が貧血や低体重児となるリスクも高まります。

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