くらし情報『P&Gの紙おむつ「パンパース」は日本で作られている! - 明石工場に行ってみた』

P&Gの紙おむつ「パンパース」は日本で作られている! - 明石工場に行ってみた

30余年という歴史ある工場だが、途中、生理用品などの製造を経て、現在はパンパースのみを製造しており、国内向け製品すべてに加え、一部は海外にも輸出している。工場はほぼ1年中24時間稼働しており、延べ300人以上の従業員が働いている。そもそも明石に工場が設置されたのは「海が近く、鉄道をはじめとする陸上輸送にも適した立地であること」と、明石工場HRマネージャーの山本さんは理由を明かす。

明石工場では原料が最終製品になるまでのすべての生産工程が行われており、今回、見学させてもらったのは新製品の製造ライン。大まかな製造の流れは、“AZO部屋”と呼ばれる機械室の隣室で、紙おむつの核となる吸水ポリマーをラインに供給することから始まり、“さらさらスリムジェル”が作られ、それが不織布やポリフィルムで挟み込まれて紙おむつの原型となり、ベルト部分などのゴムが付けられ、カットされて製品が出来上がる。

それが、機械によって自動でチェックされ、通過したものがパッケージに詰められ、最終的には段ボール詰めされて出荷ラインへと運ばれるといった流れだ。検品用の機能を使うと、出来立てのポップコーンのように設備ラインから弾き出されてくる光景はちょっと衝撃的だった。

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