P&Gの紙おむつ「パンパース」は日本で作られている! - 明石工場に行ってみた
また、製造工程においては、原料の誤使用の防止がシステムで管理されている。原料がシステムに登録され、その一つひとつが適正に使用されているかを製造工程の途中で確認ができるようになっているという。さらに、出来上がった製品に対する品質検査については自動映像識別システムで100項目ほどのチェックを経た上で、最終的には人の手により行う厳重の体制が取られている。3年間海外の工場で製造部門のマネージャーを務めた経験も持つ山口さんは「品質は常に意識する。特に紙おむつは赤ちゃんが使用するものなので、より一層品質への意識は外せない。明石工場は歴史も長く、経験豊富なスタッフが実際に計測をしてミリ単位でもズレがないかを見つける目、正しい製品を正しいと認識する目を持っている。そこの精度に関しては世界中のスタッフから驚かれるほど。そして、実際に製造される製品自体も、生産効率も段違いに誇れる優位性を持っている」と自信を語ってくれた。
○安全面に対する徹底的なこだわり
製造ラインの中は、原材料や箱詰めされた製品の搬出搬入のためのフォークリフトが絶えず行き交う。そのため、工場内の通路を横切る際は前方左右を指さしで確認するなど事故防止のためのガイドラインが徹底されている。