P&Gの紙おむつ「パンパース」は日本で作られている! - 明石工場に行ってみた
欧米の場合は、おむつとしての機能を果たしてさえいれば問題に問われることはないが、日本では例えばテープの位置が少しずれていたり、見た目がほんのちょっと違うだけで『不良ではないのか?』という問い合わせがある。それほど高いレベルの品質が求められる」と語る。
○工場内に品質管理のラボを構える、その理由
明石工場は工場内に品質管理のラボを構えているのも特筆すべき点だ。「工場で製造したものを正しい品質で届けるためには品質管理をその場で保障することが必要。品質管理の機器を制御するために、その方法を現場で働いている人にも周知してトレーニングや教育をする必要がある。その役割もラボが担っています」と山本さんはその理由を明かした。
○あかちゃんを想うママをサポートする思いやりの実現に向けて
今回の新製品は、世界中に供給するという使命があり、かつパンツ型でこれだけ大型の生産設備を導入するというのはパンパース史上でも初めてのことだという。製品自体の革新性のみならず、生産という点でも日々試行錯誤の連続だったと、担当者の山口さんは振り返る。
「製品自体すべての原材料が柔らかく伸びやすいので、吸収体やテープなどを、求められている品質の製品として安定して作り出す設備としてセッティングする方法を見つけ出すのに苦労しました。