くらし情報『無音のアリーナに広がる歌声とオレンジの瞬き! 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndlLIVE ENJOY H@RMONY」最終日レポート』

無音のアリーナに広がる歌声とオレンジの瞬き! 「THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 2ndlLIVE ENJOY H@RMONY」最終日レポート

そうなると昨日と同じ曲目でもまったく違った顔を見せるのがライブという生きもの。初日はクールで完成度の高いトリオのイメージが強かった「Shooting Stars」(田所、麻倉、雨宮)も、歌っている間に田所が時折「歌うのが楽しくて仕方ない!」という様子の笑みをふっと漏らしたり、オープニングトークでも藤井ゆきよが雨宮天の挨拶に「もっとかわいく行こうよ!」と割って入って雨宮に投げキッスを要求したりと、全体的に砕けた楽しいムードが漂っていた。

しかし、2日目からの参加者の多くに共通した雰囲気がひとつ。ぽんこつだったり、ムードメーカーだったり、笑顔が良かったり、同じ人類と思えないほどのハイテンションだったり、それぞれに場を和ませるムードを持ちながらも、マイクを握った瞬間にガチンと撃鉄を落としたようにキャラクターのスイッチが入ることだ。客席を挑発するような上田の微笑みや、決めるべきところでは本格的なボーカリストのような顔を見せる高橋など、流石プロの役者と思わされる。そんな中でも「圧巻」としか言いようがないパフォーマンスを見せたのが「プラリネ」を歌った愛美。ピンスポットの中、ギターをかき鳴らし、シーンと静まらせるワンアクションで完全に客席の心を掴んでしまった。

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