学生が世界に向けて飛び立つマイクロソフトのImagine Cup、日本代表は"風"が決め手に
フィルムに磁石を貼り付けており、風を当てるとフィルムが奥へ流れ、磁界の揺れを磁気センサーが検知。この値の変化を風圧として換算することで風の動きを感じるディスプレイとして完成ささせたわけだ。なお、本当の意味での"ディスプレイ"にはプロジェクターを使用している。また、ハードウェアだけでなく、ソフトウェアも重要な要素で、GPUによって風の気流を計算している。
プレゼンテーションでは、"のれん"や"(風を使った)射的ゲーム"、"肺活量計"をデモンストレーション。主にアーケードゲームでの利用を想定しているようだ。
筆者は昨年と今年の2回しか取材を行っていないのだが、昨年と比べて全体的にハイレベルな内容のプレゼンテーションが多かった。経験が浅いため、マイクロソフト関係者やほかの記者にも話を聞いたのだが、それでも「今年はかなり出来のいいものが多かった」と口を揃えて語っていた。
その中の一人は、ハッカソンなどの開発者向けイベントが日本各地で行われていることから、出場者同士の競争が激しくなっているのではないかという見解を述べていた。実際に、すくえあも「全国高等専門学校プログラミングコンテスト(プロコン)」