学生が世界に向けて飛び立つマイクロソフトのImagine Cup、日本代表は"風"が決め手に
ゲーム部門の部門賞は「絆」。このチームのFleeting Lightは、恋人や友人はもちろん、会って間もない人でも"絆"を繋げられるゲームだ。一つのタブレット(会場ではSurface Pro 3を使用)を二人で持ち、絆(リンク)を繋ぎながらゲームを進めていく。一人だとクリアできないポイントが存在し、二人で試練を乗り越えていく。
一人で行動し続けると"勇気"がなくなり、ゲームオーバーとなってしまうため、定期的にリンクを張る必要がある。マルチプラットフォーム対応のゲーム統合開発エンジン「Unity」を利用しているほか、当初作成したアプリケーションでは動作が重くなってしまったため、オブジェクトがプレイヤー視線から外れた際にオブジェクトを非表示にするなどの軽量化を行った。
ワールドシチズンシップ部門は「CHAMPIGNON」が部門賞を受賞した。CHAMPIGNONは開発者がフランスで行われている学会へ向かっていることから、当日はSkype中継というマイクロソフトらしいやり方でプレゼンを行った。
完成度の高さで言えば群を抜いたアイディアで、HMDとカメラ、ロボット機構を組み合わせて子供の視点や触力覚を再現していた。