女優・真野恵里菜、押井守ら実力派監督たちから支持される理由とは?『パトレイバー』で見せた覚悟
でも、最近実写化される作品が多い中で、自分の好きな作品が実写化されるのを複雑に思う気持ちはすごくわかるんですね。きっとイヤな思いをするファンの方もいるんだろうなって。でも、選ばれた以上はなにか縁があるはずだし、とにかく全力でやろうと思いました。
――不安も大きかったのではないかと思います。
普通はシリーズがあって、それが好評で映画を撮影する流れです。でも今回は、最初からまとめて映画まで撮るということが決まっていたので、そこは不安しかなかったですね。
――撮影スタートから、映画公開までの期間が長いですものね。
撮影が終わって一年半後に劇場公開なので、「一年半後って、私なにやってるだろう」と考えてました。
ただ、撮影が終わってからも役者業を充実させていきたいということは思っていました。だから、「この子あの作品にも出てる、あっ、この子ってパトレイバーに出てた子なんだ」と思ってもらえるように、『パトレイバー』とリンクさせられる作品にたくさん出演したいなとモチベーションが上がりましたね。
――『パトレイバー』自体も、根強いファンが多い作品ですよね
人気作だからこそ、「誰この子?」と思う方も多いと思うんです。