日本マイクロソフト、セキュリティ対策に対する最新の取り組み
その理由としてByrne氏は「ANSの参照回数は非常に少ないため、停止に至った」という。同席した日本マイクロソフト チーフセキュリティアドバイザーの高橋正和氏も、詳細情報まで確認するユーザーは少ないと筆者に語っていた。
なお、Windows 10に関する質問も挙がったが、Byrne氏は言及を避けてFIDOアライアンスの生体認証サポートにとどめていた。Microsoftは以前から国際レベルでサイバー犯罪を調査し、各国の政府機関と連携するDCU(Digital Crimes Unit)を運営している。今回説明した同社のセキュリティ対策姿勢やDCUの活動が、サイバー犯罪の減少につながることを強く期待したい。
阿久津良和(Cactus)