2015年5月20日 08:00
「北欧、暮らしの道具店」バイヤーのモノ選びの基準は? - 創業者が裏話を語る
本当に可愛い物ばかりだし、すごくパワーの有る商材だと思いました」
青木さん「僕はアラビア社(フィンランドの人気陶器ブランド)も、『中東?』というレベルだったけど(笑)。向こうにはものづくりの基板が数多く残っているところが良かったんですね。その上、北欧はグローバル企業が多いので、日本国内でも『北欧の良さ』をいろいろな企業がマーケティングしていたこともあっていいな、と」(青木さん)
青木さんによると、クラシコムはもともとネット上で不動産の仲介などを扱う会社としてスタートしたのだそう。その後、北欧アンティークを扱う「北欧、暮らしの道具店」を立ち上げ、現在はアンティーク品だけではなく、北欧や日本国内の新品アイテムまで幅広く扱う形となっている。
――現在は北欧雑貨以外のアイテムも販売していますね
青木さん「自分の暮らしを振り返ると、いろいろなブランドのものや北欧に限らないアイテムがありますよね。北欧の友人宅に行った時に、リンドベリ(スウェーデンのデザイナー)のカップに、南部鉄器の鉄瓶で中国茶を入れてもらったんです。それにインスパイアされて、北欧のものと一緒に使ってもなじみのいいアイテムも扱うことにしました」