地元自慢がいっぱい詰まった「ご当地丼」巡りでおいしい旅をしよう!
福井もまたソースカツ丼で知られる街。カリッと揚げたカツの上には甘辛いソース、それを福井発祥のブランド米・コシヒカリとともに楽しめるのが福井のソースカツ丼だ。こちらの興味深いところは、"あるくソースカツ丼"というキャッチを用いた「サバエドッグ」もあるところ。割り箸にご飯を巻き、それを薄くスライスした豚肉で巻いて揚げたもの。もちろんソースもたっぷりだ。
「なぜ「歩くソースカツ丼」が、福井で「サバエドッグ」と呼ばれているの?」
ちなみに、石川・金沢にはキュウリがのったカツ丼や卵あんがのったカツ丼など、ちょっと変わったカツ丼もある。これらは「自由軒」「グリル中村屋」と特定の店舗で提供されているものだが、ともに金沢の風土や文化から生まれたメニューとなっている。
「石川県金沢市の老舗洋食屋には、一風変わったカツ丼たちが存在する!? 」
○素材も形状も個性があるご当地丼
ソースカツ丼のように素材や形状などある程度定義されたものではなく、その地域の食材などを用いて様々な素材・形状の丼を提供する地域もある。
石川・奥能登の「能登丼」は、食材や食器、調理方法を定めているものの、丼そのものは魚介類から肉類、タコス風やカレー風などと、5月20日現在、68店舗がオリジナルの丼を提供している。