ニチレイが30億円をかけて冷凍炒飯「本格炒め炒飯」をリニューアル - その意図とは
○試作回数は100を超える
――商品のリニューアル後、消費者の方からの反応はいかがでしょうか?
実際に「変わったわね」という声が多く寄せられています。香りが変わったとか、雰囲気が変わったとか。実は今回、発売前に“CLT(会場調査)”という検証を4回実施しています。これは、調査対象者を会場に集めて、実際に商品を試してもらい、その場でアンケートやインタビューなどを行うモニター調査のようなものなのですが、4段階評価で「とてもおいしい」「おいしい」を選んだ人が、98.2%にも及びました。
味を変更すると既存の商品を買ってくださっているお客様から「前のほうがよかった」というお声をいただいてしまいますので、現行商品から4段階で味を変えてみた試作品を食べ比べて好評価をいただいたことで自信がつきました。過去からの試作の回数で言うと、100回は超えているのではと思います。
――新しくなった「本格炒め炒飯」を特に食べてほしいという人は?
メインユーザーである食べ盛りの中高生に食べていただきたいですね。また、実は弊社の冷凍米飯のもう1つの主力商品である“本格焼おにぎり”もこの春リニューアルをしています。