くらし情報『愛知県名古屋市で開催! 「いつだって猫展」で江戸時代の猫達に会ってきた』

愛知県名古屋市で開催! 「いつだって猫展」で江戸時代の猫達に会ってきた

という作品。猫とネズミの戦いがコミカルに描かれていますね。犬張子を使って猫を驚かすネズミも登場しています。ネズミといえば、猫が食べるご飯というイメージでしたが……こちらの作品ではかなり賢い生き物として描かれていました。

○鳥山石燕の画図百鬼夜行!!

そして、あると信じていました!! 鳥山石燕の画図百鬼夜行!! 現物を生で見たのは初めての経験です。左側に、二股の尾を持つ猫が手ぬぐいを被り、踊っているのがおわかりでしょうか。猫の妖怪が大好きすぎてかなりの数の文献を所持しては日々悶えている筆者。本物をみることができて感動です!

○二股の尾を持つ猫また

二股の尾を持つ猫はよく「猫また」なんて言われたりします。
表記は、猫股、あるいは猫又、猫麻多と様々ですね(実は猫またの由来は、よくわかっていないのが実情です。「徒然草」では「猫また」、「四季物語」では「猫ま」、「明月記」の表記は「猫胯」という表記となっており、様々な研究者がこの語源について解釈しています)。

猫またとは、年をとった猫(この年月も、文献によって7年やら12年やらとまちまちです)が特殊な能力を獲得し、しっぽが二股(またはそれ以上)

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