エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (319) ドローン問題は配信0.2
コンプライアンスが叫ばれる昨今、違法性が疑われる動画の寿命は短く、つまりは「稼ぐ場所」をなくしつつあったのです。そこで「三社祭」での「犯行予告&実況中継」で一発逆転を狙ったのでしょう。
○公園の撮影は2万円
国会近くの公園で「犯行準備中」に警察官に囲まれたときも、「公園内に撮影禁止と書いていない」と、主張していました。
三社祭が「撮影禁止」と掲げなかったのは、観光地でもある「浅草」で、祭りはもちろん、観光客の私的な撮影を禁ずることなどできないからです。それはNがドローンを飛ばして、自由に撮影して良い理由にはなりません。
なぜなら、Nの「ネット配信」とは収入目的で、それは「営利活動」です。所有地以外での「営利目的の撮影」には、地権者や管理者の許可が必要となるからです。
撮影に許可が要る理由を、占有される場所の安全確認のためだと、Nがドローンを飛ばそうとした公園を管理する自治体は説明します。
その費用として1時間当たり2万円弱の費用が必要だと公式サイトに掲載されています。公園内に記載は無くとも、公式サイトには明記されており、正規の手続きをとっていないNが、営利目的で撮影する資格も権利もない「配信0.2」