エンタープライズ0.2 - 進化を邪魔する社長たち - (319) ドローン問題は配信0.2
です。
公道なら所管する警察署、公園なら自治体ですし、私有地なら所有者か管理者の許可が求められます。ただし、場所や遊具を占有しない、私的な撮影なら許可は不要です。
○三社祭のヒーロー
先のテレビ番組では、少年への逮捕を「やりすぎ」と批判めいて語る女性コメンテーターもいましたが、逮捕はNを保護するためかもしれません。場所は浅草。そこは下町。祭りとなれば、血が沸き立つのが「やんちゃ」な人たちで、地元客分プロアマ問わずに集結し、良くも悪くも祭りを盛り上げます。
そこにネットでは顔も声も公開しているNが、ドローン片手にやってきたならば、鴨が葱ではなく、ハエがハエ叩きを背負って飛んでくるようなもの。
懲役を別荘と呼ぶ人たちはともかく、「三社祭をドローンから守った」となれば地元浅草のヒーローで、そのときNの得意とする屁理屈などは、小指ひとつとして彼の身を守ってはくれません。
警察としては「祭りを楽しむ浅草っ子」を犯罪者にしないための「緊急逮捕」だった。というのが私の見立てです。
○エンタープライズ1.0への箴言
営利目的の撮影は「許可」がいる
宮脇 睦(みやわき あつし)
プログラマーを振り出しにさまざまな社会経験を積んだ後、有限会社アズモードを設立。