2015年5月29日 14:11
インテル平野氏が語ったIoTビジネス拡大に欠かせない4つのポイント
それらを見ていると経済的効果が明確なものほど導入が進んでいることがわかる。あったらいい、お金がまわらないといったものはビジネスとして成立が難しい。テクノロジーとビジネス両方からの検討が必要だ」(同氏)
IoT関連ビジネスは、過去10年間にわたるコンピューティングパワーの進化による低コスト化が支えている。プロセシングは10年前の60分の1の価格で、ネットワークは10年前の40分の1の価格で、それぞれ同等の性能が実現できている。センサーの価格は2分の1にとどまるものの、今後の低価格化が期待できる。いずれにせよ、「技術、インフラ、市場価格があいまって市場が大きく伸びてきている」状況だ。
ネットワーク関連に目を移すと、ネットワークに接続するデバイスの急速の増加が新たな課題を生むことが予測されている。接続デバイスの数は、2006年が20億、2015年が150億であったものが、2020年には500億デバイスにまで拡大する見込みだ。
「接続デバイスが10倍になるとして、今のインフラのまま対応することは本当に可能か。ネットワークワークインフラとして対応デバイスを10倍することにチャレンジしていく必要に迫られている」