歯を磨くのが難しい場合は、うがいをするだけでもOKだし、水を飲むだけでも結果がかなり違ってくるという。
そして、さらに手軽に歯の汚れ予防に役立つアイテムがある。それはガムだ。
対策3: 気になったらガムをかむ
今村先生によると、唾液には歯の汚れを落とす「自浄作用」があるという。仕事中や移動中にコーヒーや緑茶など、ステインが付着しやすいものを飲んでしまった際は、ガムをかむことも立派な着色予防だ。
「食後のガムは血糖値を下げるというデータもありますし、ガムをかむと唾液が出てきますので、ガムによって自浄作用の手助けをするのも一つの手段ですね」。
○「歯磨きで白い歯を」が基本
これらの3つの対策は、どれも手軽で誰にでもできるものと言える。ただ、やはり最も重要な「歯を白くする方法」は歯磨きだと今村先生は指摘する。
特に、朝と夜の歯磨きは虫歯などを防ぐ観点からも大切だと話す。「『虫歯や歯槽膿漏(しそうのうろう)は夜に作られる』という言葉があります。寝ている間は口の中が乾燥するため、唾液は寝ている間が最も減ってしまいます。そのため、朝はしっかり歯を磨いていただいて、寝る前も睡眠中の口の中の細菌数を減らすために磨いていただきたいですね」。