2015年6月3日 11:46
うちがモバイル活用を進める理由 (4) DNPがオリジナルのAndroidタブレットを出したって知ってました?
続くコントラスト調整機能では、明暗差の大きい写真を表示する際に、暗部だけ持ち上げるといった補正を行い、より人間の見たものに近い画像を再現できるという。この技術には、英アピカル・リミテッドのアルゴリズムを利用している。
元々、アピカル設立当時からの付き合いがあり、この技術はデジタルカメラの逆光補正などに使われているという。DNPでは他のソリューションで、動画に技術を活用しており、監視カメラや内視鏡などで利用しているそうだ。
端的に言うと、このアピカルの技術は「人間の網膜と同じ働きをする」(閑氏)ということで、暗すぎる部分を明るく、明るすぎる部分は暗くすることでバランスよくコントラストを調整してくれる。
3つ目の特徴となるブルーライトカット機能は、460nmを中心とした波長をカットする。最近、人体への影響がささやかれており、どれだけの影響があるかは未知数の部分もあるが、「デジタルデバイスを出す側としては、こういったところも考えなければならない」として、IROMIエンジン自体にこの機能を搭載したという。
ただ、ブルーライトカットを使うと、実際の色とはどうしても変わってしまう。
光の3原色のうちの青の色が変化してしまうことで、「必ずレッドとグリーンも影響を受ける」