2015年6月3日 11:46
うちがモバイル活用を進める理由 (4) DNPがオリジナルのAndroidタブレットを出したって知ってました?
スマートフォンの内部には同社の部材が多く採用されており、メーカーやEMS(電子機器の受託製造)との付き合いも多い。そのため、「世界の最新動向、次の世代にどういった製品が来るか、いち早く知ることができる」(閑氏)立場にある。それを生かして自社製品を開発することでも、競争力を作り出すことができるという。
この印刷会社としての「色」という強みと、部材メーカーとしての「最新技術」という強みによって、オリジナリティのある製品を供給し、独自の地位を築きたい考えだ。
これまでも、iPadなどの既存タブレットを使ったソリューションやサービスを提供していたが、顧客自身がタブレットを用意して、ソリューションだけを提供するという例もあり、一貫したソリューションの提供には、オリジナルのタブレットが必要だったという点も影響したそうだ。
そのため、単なるタブレットの販売ではなく、ソリューションとのセットでの提供が想定されている。色が正確ということで、店頭カタログや教育現場、図書館といった場所に設置し、常に最新のコンテンツを同社サーバーから配信する、といった形のソリューションが考えられ、すでにいくつかの引き合いがあるそうだ。