2014年の自転車事故で死亡者は540人 - 命を守るためにヘルメットを
かすり傷程度で済んだのはヘルメットのおかげでした」(まことさん)。
そんなまことさんと一緒に自転車に乗り、今年で10年目になる富永さんはというと、現在の日本の道路事情を考えると、バスやトラックなどと同じ車道を走ることに今でも不安を感じるという。
「自転車での痛ましい事故が報道される度に、主婦という立場からすると、元気に出掛けていった人が同じ笑顔で帰ってきてくれるとは限らないと実感させられます。私にとってはヘルメットはお守りのようなもの。自分の大切な人にヘルメットを、同じように自分が大切にされていると思うならその人のためにも自分にヘルメットを、そうした心がけが必要だと思います」(富永さん)。
○ヘルメットをかぶりたくなる方法
ヘルメットをかぶらない理由のひとつとして、ファッションを理由にする人も多いだろう。しかし、まことさんはヘルメットにひっくり返したサングラスをかけることで、「プロのサイクリストのようにカッコつけることができる」と話しており、富永さんも一見するとオシャレな帽子に見えるヘルメットで「トータルコーディネイトを楽しむことができる」などと言うように、ヘルメットをオシャレのポイントにすることも可能だ。