2015年6月19日 13:34
iPadが変える教育の現場 - 松阪市立飯高東中学校が「フィールドトリップ」に参加
同校の修学旅行のプラグラムの一部として取り入れられた「フィールドトリップ」、参加した22人は、新橋駅からApple Store, Ginzaまで徒歩で移動する道中、気になったもの、興味をそそられたものを写真、および動画でiPadに記録していた。今回はそれらの素材を組み合わせて作業にあたる。ここまでは、よくあるiPadを用いたコンテンツ制作のトレーニング風景のように見えるが、実はもう一歩踏み込んだところでテーマが設定されていた。それは、iPadを教員と生徒が学びの場においてインタラクティブなツールとして使うだけでなく、表現力やコミュニケーション力を深めるために利用するというものであった。全校生徒はわずか58人、松阪市の山間部に位置する飯高東中学校は、例えば交通の便があまり良くなかったりするのだが、不便な地域だからこそ、情報収集力を高めていかなければならないし、表現したことを発信する力を養っていく必要があると、同校の平野修教諭は力説する。
閉ざされた環境では育みにくいコミュニケーション力を、iPadがどのようにアシストしてくれているのか興味深いところだが、行われたプレゼンテーションを見ていると、それは見事な形で結実しているように思われた。