2015年7月9日 12:00
歌舞伎フェイスパックが挑む! 中国巨大市場 - 一心堂本舗の越境EC戦略
特に、利用者とのやりとりがチャット中心で、ほとんどの利用者が購入時になんらかのコンタクトを取るため、問い合わせ対応のサポートは欠かせないという。
「モールの店舗はお客様に格付けされるため、とにかくお客様対応で失敗しないことが大事ですが、最初からそうはいかないので、その部分はすべてお任せしています」(戸村氏)
初対面の企業同士が力を合わせ、ひとつのプロジェクトを完遂する労力は想像に難くない。戸村氏は「出店まで3カ月半くらいでしたが、相当大変でした」と振り返る。
しかし、店舗の運営が始まってからはさらに大変だ。例えば、アリババの担当者から金曜の夜中に「クーポンを発行したい」とWeChat(中国版無料メッセンジャーアプリで、中国語では微信 : ウェイシン)で要請が届き、土曜の朝に決定し返信する。キャンペーンのトップページで陳列枠を取るために99元(約2000円)の商品を100個提供してほしいと朝8時に連絡があり、正午までに決定して返信するなど。経費や販売価格に関する決定も、このスピード感に対応しなくてはならない。
「とにかくこの1年は、やっていく中で反応を分析し、市場を知っていこうと考えています。