2015年7月9日 12:00
歌舞伎フェイスパックが挑む! 中国巨大市場 - 一心堂本舗の越境EC戦略
そこで助けになったのがアリババが提供するモール「天猫(Tmall)」の国際版「天猫国際(Tmall Global)」への出店サポートプログラムだ。
中国では独自運営のECサイトは受け入れられにくい傾向があり、そもそも海外法人が独自にECサイトを開けないという事情もあったという。戸村氏が出店を検討した時点で、唯一海外企業の出店が可能だったのが天猫国際(Tmall Global)であり、年間8.33兆円(2014年度時点)という流通規模などから考えても最適と判断した。
なお、同モールは現在、ブランド力や商品力などからアリババに承認された企業だけが出店できる仕組みを採用しており、同社はフェイスパックの人気から出店が認められたのだ。(一方、天猫(Tmall)では、中国に法人を設ける企業のみ出店が可能となる)
海外へのEC出店においては、言葉の壁だけでなくネット上の適切な振る舞い方や集客方法など、出店先の事情に応じた対応が必要になる。
アリババでは、出店申請から店舗ページの構築、価格戦略、物流、決済方法といった一通りの出店サポートに加え、売り上げから一定の費用を支払うことで日々の運営サポートにも対応する。