くらし情報『大学デビューの落とし穴 (8) 7月:「自他の区別をつける」これがコミュ障を克服する唯一の方法だ!』

2015年7月22日 10:30

大学デビューの落とし穴 (8) 7月:「自他の区別をつける」これがコミュ障を克服する唯一の方法だ!

一般的な定義と区別するため、我々は便宜的に“新型コミュ障”と呼んでいますが、先生に馴れ馴れしいメールを送ってしまうのも、もしかしたらその一種なのかもしれません。

○“他者不在”のコミュニケーションとは?

コミュニケーション論の名著として名高い『わかりあえないことから─コミュニケーション能力とは何か』(平田オリザ/講談社現代新書)には、このようなことが書いてあります。

いわく、かつては「一億総中流」という言葉が示していたように、日本人は均質的な価値観やバックボーンを共有していた。しかし、ライフスタイルが多様化した今、状況は大きく変わっている。だとしたら、互いに「わかりあえないこと」を前提に、バラバラな価値観の人間たちがいかにコミュニケーションしていくかを考えるべきである──。

これは非常にシビアかつ重要な指摘だと思います。なぜなら、「どんなに近しい人であっても、結局は自分と異なる“他者”なのだ」と言っているからです。

コミュ障というのは、おそらく「他者不在のままコミュニケーションしようとすること」が原因です。
自分を守ることばかり考えてしまうから相手との距離が詰められないのだし、相手の反応をちゃんと見ないから距離を詰めすぎてしまうのでしょう。

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