2015年7月22日 11:42
日立のルームエアコン「白くまくん」のこだわりを追う - 気流の通り道を見つけて効率的に涼しく
日立アプライアンスの木村氏は、「日本のリビングに最適化した空調を実現できるエアコンが完成した」と胸を張る。これは、同社が過去2年の製品で取り組んできた「くらしカメラ」の進化によって実現したものだ。
2012年秋に発売した2013年度モデルは、初代くらしカメラを搭載。「画像カメラ」によって、人の数や位置、日差しを検知することで、快適な空間と節電運転を実現。2014年度モデルでは、画像カメラの性能向上に加えて、人のいるエリアや周囲温度まで検知する「温度カメラ」を追加した「くらしカメラ ツイン」へと進化した。人がいるエリアで暖めすぎなどの無駄を見つけ、すばやく節電できるようになった。
●どうやって「気流の通り道」を見つけるか?
○部屋を3Dで認識できるように
くらしカメラ、くらしカメラ ツインに続く第3世代となるのが、今回の「くらしカメラ 3D」である。くらしカメラ 3Dは、これまでの画像カメラ、温度カメラに加えて、ソファやテーブルといった家具の位置や形状を見ることができる「ものカメラ」を搭載。
これによって、部屋を立体的に捉えて、気流の通り道を見つけ出せるようになったという。3Dという名称は、室内を立体的に捉えることを示すとともに、画像カメラ、温度カメラ、ものカメラの3つの「カメラ」