2015年7月24日 17:00
アニメ「PSYCHO-PASS」の変形銃「ドミネーター」が"動く"まで (前編)
アニメの中で設定されているドミネーターの動作って、側面についているエラみたいなパーツなど、さまざまな部分が空中に浮いているんですよ。現実世界でモノを浮かばせるというのはほぼ不可能で、特殊な磁石か反重力物質でもない限り無理なんですけども、アニメの中ではそういった作りになっていて、各パーツが本体とつながっていないんです。
――駆動部の接続が無いんですか。
無いんです。ガンダムのファンネルのイメージが近いでしょうか。
例えば、ロボットアニメで、肩に何か部品がついていて、その中から銃が出てくる変形シーンがあるとします。コマ送りで見てみると、空中にふっと肩の一部が浮かび上がって、銃が中からが出てきて、浮かんだ部品は空中を浮遊して肩の横にくっつく…というような内容になっています。
――不思議な磁力か浮力的な物で動いていると。
そうですね。でも現実では、リンク機構があって、肩の部分が開いて…というところを考える必要があるんです。ドミネーターに限らず、こういった変形シーンは空中を浮遊して位置変更を行っていることが多いです。
もちろん、"空中浮遊"はアニメーションや映画の表現として十分で、何ら問題ないんですが、それを現実に作ろうと思うと、やっぱり何かで本体とつながないといけない。