2015年7月27日 12:03
日本語にも対応するCortanaが目指す先とは? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
7月20日(米国時間)、Microsoftは音声パーソナルアシスタントシステムである「Cortana(コルタナ)」を数カ月以内に日本、オーストラリア、カナダ(英語)、インドのWindows Insider Program参加者に提供することを明らかにした。同様にブラジルやメキシコ、カナダ(フランス語)にも年内の提供を予定している。
米国、英国、中国、フランス、イタリア、ドイツ、スペインの7カ国向けのCortanaは「7月29日」にWindows 10とともにデビューする。言語による公開タイミングの差を設けた理由としてMicrosoftは、「画一的なアプローチから脱却し、各国の文化に則したローカライズが必要だった」と説明した。
Cortanaは2009年頃から開発が始まり、2014年7月にリリースしたWindows Phone 8.1の検索ボタンに置き換わる形でCortana英語版(ベータ版)を搭載している。さらに当初から多言語への対応を表明していたが、当時を思い返すと、Windows Phoneのシェアが低い中国市場への参入を疑問視する声も少なくなかったように記憶している。しかし、Microsoftの判断はより遠くを見据えたものだった。