2015年7月27日 12:03
日本語にも対応するCortanaが目指す先とは? - 阿久津良和のWindows Weekly Report
数カ月内に登場する日本語版では、Microsoftが説明する「各文化の分析結果に基づいて生み出したローカライズと個性」を楽しみにしたい。
Cortanaのバックグラウンドとなる知識ベース(Knowledge Base)は、情報が多ければ多いほど精度が向上する。それはSiriやGoogle Nowといった他社の音声パーソナルアシスタントシステムも同様だが、MicrosoftはCortanaのiOS版とAndroid版のリリースを予定している。
やがて約19億人のスマートフォンユーザー(※)がCortanaを使うことで、Satoriなどが蓄積するデータ量は増大化し、その結果として精度の飛躍的向上を期待できるだろう。この背景には、MicrosoftはCortanaをWindows 10の一機能として捉えず、CEOのSatya Nadella氏が掲げる「インテリジェントなクラウドプラットフォームの構築」などのビジョンと連動させようとしていることがうかがい知れる。
※eMarketerが2014年12月に発表した2015年の予測値
2015年7月13日に発表した「Cortana Analytics Suite」