ミクシィが新しいコミュニケーションを考えたら、ゲームができた (1) "モンスト"をヒットに導いた戦略とは

そこがゲームの開発を支えてくれたのは間違いないでしょう。

もっとも、コーポレートとブランドイメージの乖離をさせすぎて、当初は別の大手ゲーム会社がリリースした作品だという誤解も受けましたが(笑)

――社内制度など具体的に役に立ったものはありますか?

ミクシィ・キャリア・チャレンジというものがありまして、それが役に立ちましたね。これは社員の自主性を尊重して、自分からチャレンジしたい事業部に異動できるものです。ゲーム開発が未経験だけど、「モンストやってみたいです!」と声を挙げた社員の、その意気ごみを買うというようなものですね。

社員のモチベーションとしても、自分から挑むわけですから、とてもいいメンタルで臨めます。私個人は、この施策は株式会社ミクシィの人材マネジメントの中で一番の施策だと評価しているのですが、このような人材配置ができると、今後、私たちがいる開発の現場もより盛り上がっていくのは間違いなさそうです。

※次回はユーザーの反応測定などについて。8月1日更新予定です。