くらし情報『円安だとなぜ「金価格」が注目される?』

2015年7月29日 16:05

円安だとなぜ「金価格」が注目される?

これは現在、右肩上がりで金価格が推移しているため、1万円で購入できる金の量は2.3g程度ですが、売却のタイミング次第では利益が出やすくなっているのです。

しかし、価格変動があるものは、いつ下落局面に向かってもおかしくありません。そうしたときに積立は効力を発揮します。金価格が下がれば、購入する金の量が増えるのです。

2013年は年初4800円台だったのが急落し、年末には4120円台にまで落ち込みました。このとき同じように毎月1万円で積み立てをしていたとしたら、購入g数は27.0185g。その後積み立てを中止し、現在まで保有していて、同じように6月19日に売却していたら、約1万7000円の利益が出ているのです。価格が下落したときに、金を多く買えていたために、価格が回復したときに、利益となって返ってくるわけです。


これは投資商品の積み立てなら、同じ理屈になります。ただ注意しないといけないのは、価格の上下動を繰り返しながらも右肩上がりの商品でなくては、最終的な利益は得にくいという点です。その意味において、金は、世界での需要がゼロにはならないこと、直近では為替は円安傾向であること、ということが、純金積立を、今から始めても妙味があると言える点でしょう。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.