Fukase、血のりまみれの爪を切り殺人鬼から普段の自分に…菅田将暉も絶賛
その手には絵具や血のりが色濃く残っており、両角は絵を描くという設定から、着ているジャージには絵具と混ざって血も付いている。その狂気を表すため、Fukaseは伸びた爪や汚れた手など細部にまでこだわり、両角という“キャラクター”を作り上げていた。
「その爪、自前だったんですね」と驚くスタッフに、「血のりとか爪の中に入っちゃってて、取れないんですよ」とニッコリ笑いかけるFukase。「でも、これが厄落としだと思うんですよ。両角でなくなっていく瞬間」と、感慨深い表情を見せる。クランクアップの際には、涙も出そうになったという。
主演の菅田将暉も「両角は本当にFukaseさんしかいなかったですね」とFukaseを絶賛し、「なんと言っても今回はFukaseさんの映画ですから。Fukaseさんをどうやって映画に引っ張り出そうかみたいな気持ちと言いますか。
どうやって暴れてもらおうかみたいな、個人的な目標もあったりしましたね。初日からいきなり6時間くらい待って、肩しか映らないとかもあったので、大変だったとも思うし、幻滅されたところもきっといっぱいあったと思うんですけど」と、壮絶な裏話も明かした。
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