2015年8月6日 11:30
「健康職場」のお手本 (5) 「働きがいNo.1」は社員への感謝から - Acroquest Technology(前編)
失敗していても、年に1回の誕生日はその人が主役になれる日にしたい、と思い発案しました。朝、上司が花瓶を当人のデスクに置いて、出社してきたみんながお祝いしながら花を生けていくんです。けんかした相手であっても、花を渡して「おめでとう」と言うことで、仲直りにつながるという効果もあります。明るい人はオレンジ、個性的な人は紫、と色の傾向があって、理系の会社なのに面白いなと思っています。当日は近くの花屋さんに行列ができますね。
――会社が花の代金を出すわけではないんですね。
鈴木:会社のお金だと、もらう側もあげる側もうれしくないんです。やはり、自分の意志で選んで渡す事が大事だと考えています。
○職場近くに住んでもらう
――昔から続いている「仕組み」にはどのようなものがありますか?
新免:「オフィスと家は近い方が良い」という事は昔から言っています。15年前に社屋を鶴見から新横浜に移転したのですが、このときは社員の引っ越し代を補助しました。現在は、徒歩15分圏内に住んでいる社員には特別な住宅手当を出しており、社員寮も近くに4棟あります。オフィスと家が近ければ、会社としても、通勤手当を払わなくてすむというメリットもありますが、なにより、通勤ラッシュに巻き込まれずに疲れなくて済むという社員の健康を考えてのことです。