2015年8月24日 08:00
App Annieに聞く、アプリ開発のヒント - ユーザーニーズはどう見付ける?
と滝澤氏は言う。
どのようなサービスが考えられるだろう。そのヒントは、ユーザーが実際にスマホをどう使っているか、スマホで何をしているのかを知り、"生活者の視点"でユーザーがどういうものを求めているのかを考えることにあるという。
「スマホはゲーム機ではありません。高度にパーソナライズされ、カスタマイズされた小型PCです。これだけ体に近く、生活に密着した身近なツールは今までありませんでした。それがどういう使われ方をしているのか、どういったサービスを提供すれば便利に使ってもらえるのか。電車の中でどんな人がどういう使い方をしているのかを観察するだけでも違います。
アプリがどう使われているのかを実際に見るのが重要なスタートラインです。そこから得られる発見や気づきを検証する際に、App Annieが活かされる。個人的な体験をデータという共通言語で確認するわけです」(滝澤氏)
具体的なアプリの一例としては、アメリカの国民食ともいわれる宅配ピザの注文方法が、電話からスマホアプリへとシフトしていることが挙げられた。
「ピザはたいてい、嫌いなものを抜いたり好きなものを追加したりというカスタマイズをして注文されます。